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リングスリーブ 刻印 早見表圧着マーク ○ 小 中第二種電気工事士技能試験

リングスリーブの刻印(圧着マーク)早見表|○・小・中の選び方を電線の組み合わせで【技能試験】

公開日:2026-07-03 / 更新日:2026-07-03 | 資格つまずき解説ノート

結論:刻印を最短で決める鍵は「1.6mm×2本のときだけ○(極小)、それ以外の小スリーブは全部『小』」です。2.0mm×2本は“小スリーブ・刻印小”(意外と間違える定番ポイント)。迷ったら電線の断面積を 1.6mm=2mm²・2.0mm=3.5mm² で足し算し、合計8mm²以下=小/8mm²超〜14mm²以下=中/14mm²超=大のスリーブを選び、そのスリーブのダイスで圧着します。技能試験で刻印を間違える/スリーブサイズを誤ると「欠陥」で一発不合格になるため、下の早見表を確実に覚えてください。

第二種電気工事士の技能試験で、複線図と並んで受験者がつまずくのがリングスリーブ(E形)の圧着と刻印(圧着マーク)です。どの太さの電線が何本つながるかで、使うスリーブ(小・中・大)と、圧着ペンチのダイスで刻まれる刻印(○・小・中)が決まります。複線図が描けても、ここでサイズや刻印を1か所でも間違えると欠陥=不合格になり得ます。複線図の描き方が不安な人は先に複線図の書き方 基本を押さえておくと、接続点でどの電線が何本集まるかを数えやすくなります。

結論の早見表:電線の組み合わせ → スリーブ → 刻印

技能試験で実際に登場する電線の組み合わせを、スリーブサイズと刻印まで一覧にしました。この表の値は電線の断面積合計(1.6mm=2mm²、2.0mm=3.5mm²)に基づいており、複数の解説と規格で相互確認しています。

電線の組み合わせ断面積合計の目安スリーブ刻印
1.6mm × 2本4.0mm²
1.6mm × 3本6.0mm²
1.6mm × 4本8.0mm²
2.0mm × 2本7.0mm²
2.0mm × 1本 + 1.6mm × 1本5.5mm²
2.0mm × 1本 + 1.6mm × 2本7.5mm²
1.6mm × 5〜6本10〜12mm²
2.0mm × 3〜4本10.5〜14mm²
2.0mm × 1本 + 1.6mm × 3〜5本9.5〜13.5mm²
2.0mm × 2本 + 1.6mm × 1〜3本9〜13mm²
技能試験のポイント:第二種の技能試験では、この表の範囲(小・中スリーブ)に収まる問題が出題されます。「大」スリーブが必要になる太い・多い組み合わせは第二種の候補問題では基本的に登場しません。だからこそ、小か中か○か小かの2つの判断さえ正確にできれば十分です。

覚え方の核:刻印「○」は1.6mm×2本だけ

刻印でいちばん間違えやすいのがここです。圧着マーク「○(まる=極小)」になるのは、1.6mm単線が2本だけのとき。それ以外の小スリーブは、本数や太さがどうであってもすべて刻印は「小」です。

組み合わせスリーブ圧着ペンチのダイス刻印
1.6mm × 2本「1.6×2(○)」のダイス
1.6mm × 3〜4本 / 2.0mm × 2本 ほか小スリーブ全部「小」のダイス

圧着ペンチ(ホーザン P-737 など JIS C 2806 対応品)のダイスは、握る位置ごとに「1.6×2(○)」「小」「中」に分かれています。1.6mm×2本のときだけ○側のダイスで握る——ここを取り違えて、1.6mm×2本を「小」で圧着してしまうのが最頻ミスです。逆に、1.6mm×3本や2.0mm×2本を○で圧着するのも刻印不適正の欠陥になります。

断面積合計での考え方(1.6mm/2.0mmの扱い)

早見表を丸暗記しなくても、次の換算と境界を覚えれば、見慣れない組み合わせでもスリーブサイズを自分で導けます。

項目
1.6mm 単線 1本ぶんの断面積(目安)約 2mm²
2.0mm 単線 1本ぶんの断面積(目安)約 3.5mm²
小スリーブの適用断面積合計 8mm² 以下
中スリーブの適用断面積合計 8mm² 超 〜 14mm² 以下
大スリーブの適用断面積合計 14mm² 超(第二種の候補問題では基本出ない)

例:2.0mm×1本+1.6mm×2本 なら「3.5+2+2=7.5mm²」で8以下だから。2.0mm×1本+1.6mm×3本 なら「3.5+2×3=9.5mm²」で8を超えるから。この「1本ふやすと2 or 3.5を足す」の感覚を持つと、境界(8mm²)のどちら側かを暗算できます。スリーブサイズが決まったら、刻印はスリーブと同じ側のダイスで握る(小スリーブ=小ダイス、中スリーブ=中ダイス)——ただし前章のとおり1.6mm×2本だけ○、が唯一の例外です。

圧着でやりがちな「欠陥」の例

技能試験は減点方式ではなく、欠陥が1つでもあれば不合格です。リングスリーブの圧着まわりで「欠陥」と判断される代表例を、試験センターの欠陥の判断基準に沿って挙げます。

刻印を間違える(○と小の取り違え)

1.6mm×2本を「小」で、または1.6mm×3本・2.0mm×2本を「○」で圧着すると、圧着マークが不適正として欠陥です。刻印は消せないので、握る前に「○か小か」を必ず確認します。

スリーブのサイズを間違える

本来「中」を使う組み合わせに「小」を使う(または逆)と、リングスリーブの選択を誤ったものとして欠陥です。物理的に入らない場合も、無理に圧着すれば破損欠陥になります。

刻印が欠ける・二重刻印・かしめる位置のズレ

ダイスがずれてスリーブの先端や末端で圧着し、刻印の一部が欠けたもの1つのスリーブに2つ以上の圧着マークがあるもの(かしめ直し・かしめすぎ)は欠陥です。1回で、スリーブの中央付近を確実に握り切ります。

心線が見えない・被覆の噛み込み・露出しすぎ

圧着後にスリーブの先端から心線が1本でも見えないのは欠陥。逆に、上端から心線が5mm以上露出、下端(絶縁被覆側)から10mm以上露出も欠陥です。また絶縁被覆をスリーブ内に噛み込んだまま圧着すると接触不良・発熱の原因となり欠陥になります。差し込む前に心線の長さ(約10mm程度)と、被覆をスリーブに噛ませない位置をそろえておきます。

1か所に2個のスリーブ・スリーブの破損

1箇所の接続に2個以上のリングスリーブを使う、スリーブを破損するのも欠陥です。1接続=1スリーブ=1刻印を徹底します。

試験本番の手順チェックリスト

接続点ごとに、次の順番で機械的に処理するとミスが減ります。どの電線が何本集まるかは複線図で数えるので、3路・4路スイッチのように渡り線が増える回路ほど、事前の数え上げが効きます。

1

複線図で本数と太さを数える
その接続点に集まる電線を「1.6mmが何本・2.0mmが何本」と数えます。配線色ルールで色ごとに整理しておくと数え間違いが減ります。

2

断面積合計 or 早見表でスリーブを決める
合計8mm²以下=小、8mm²超=中。早見表の行に一致させて確定します。

3

刻印(ダイス)を決める
1.6mm×2本なら○ダイス、それ以外の小スリーブは小ダイス、中スリーブは中ダイス。握る前に声に出して確認。

4

心線の長さ・被覆位置をそろえて差し込む
心線を約10mmでそろえ、絶縁被覆をスリーブに噛ませない位置まで差し込みます。先端から心線が少し(数mm)出る状態に。

5

スリーブ中央を1回で握り切る
先端・末端でかしめない。刻印が中央に1つだけ、欠けなく入るように確実に圧着します。

6

圧着後に目視チェック
①刻印は正しい記号か ②刻印が欠けていないか・二重でないか ③先端から全心線が見えるか ④上端5mm・下端10mmの露出がないか ⑤被覆の噛み込みがないか。

覚え方の総まとめ:「○は1.6が2本だけ。あとは断面積を足して8以下なら小、超えたら中。スリーブと同じ側のダイスで、中央を1回で握る」。この一文が言えれば、刻印とサイズの判断はほぼ完了です。

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よくある質問(FAQ)

2.0mm×2本のリングスリーブと刻印は何ですか?

スリーブは「小」、刻印も「小」です。断面積合計が 3.5×2=7.0mm² で8mm²以下のため小スリーブになります。「2.0mmが太いから中」と思い込みやすいですが、2本なら小・刻印小です(2.0mm×3本以上で中になります)。

刻印が「○(まる)」になるのはどの組み合わせですか?

1.6mm単線×2本のときだけです。これ以外の小スリーブ(1.6mm×3〜4本、2.0mm×2本、2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本など)は、すべて刻印「小」になります。○を使う唯一の例外だと覚えてください。

刻印やサイズを間違えると減点で済みますか?

済みません。技能試験は欠陥が1つでもあれば不合格の判定方式です。圧着マークが不適正・リングスリーブの選択誤り・刻印の欠け・1接続に2個のスリーブなどは、いずれも「欠陥」に該当します。圧着は消せないため、握る前の確認が最重要です。