複線図を練習

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複線図 書き方 基本第二種電気工事士接地側 非接地側技能試験

複線図の書き方 基本|接地側・非接地側・スイッチの渡りを順番に理解する

公開日:2026-06-29 / 更新日:2026-06-29 | 資格つまずき解説ノート

結論:複線図は「①接地側(白)をすべての灯・コンセントへ → ②非接地側(黒)をすべてのスイッチ・コンセントへ → ③各スイッチから対応する灯へ渡り線 → ④3路など特殊なものを仕上げる」という決まった順番で描けば、回路がどれだけ複雑でも迷いません。順番で考えるのが複線図の最大のコツです。

第二種電気工事士の技能試験では、与えられた単線図(1本線で器具をつないだ図)を見て、実際の配線である複線図を頭の中で組み立てる力が問われます。複線図でつまずく人の多くは「どの線を、どこに、何色でつなぐのか」を一度に考えようとして混乱します。これを4つのステップに分けて順番に描くだけで、ぐっと整理できます。

そもそも複線図とは?単線図との違い

単線図は、回路の構成を1本の線で簡略に表した図です。実際の電線は2本以上あるため、それを「実際にどうつなぐか」まで描き起こしたものが複線図です。技能試験では複線図そのものを提出するわけではありませんが、複線図を正しく描けることが、正しい結線(リングスリーブ・差込形コネクタでの接続)の前提になります。

複線図を描く基本の4ステップ

電源(100Vなら2本:接地側と非接地側)から出発して、次の順番でつないでいきます。

1

接地側(白)を、すべての灯(負荷)とコンセントへつなぐ
電源の接地側(白線)は、スイッチを通さずに、ランプレセプタクル・シーリングなどの灯と、コンセントへ直接つなぎます。白=接地側がスタートです。

2

非接地側(黒)を、すべてのスイッチとコンセントへつなぐ
電源の非接地側(黒線)は、各スイッチと、コンセントへつなぎます。黒=非接地側はスイッチ側、と覚えます。灯(負荷)には直接つなぎません。

3

各スイッチから、対応する灯へ渡り線をつなぐ
スイッチを通った電気を灯へ送る線を引きます。この「スイッチ→灯」の渡り線は赤(または白・黒以外の任意色)で描くのが一般的です。「イのスイッチ」は「イの灯」へ、と対応を間違えないのがポイント。

4

3路・4路スイッチ、接地線などの特殊な配線を仕上げる
2か所で点滅させる3路スイッチや、接地が必要な器具(コンセントの接地極)など、緑(接地線)を含む個別ルールのものを最後に処理します。

この①→④の順番は、回路が変わっても同じです。「まず白を負荷へ、次に黒をスイッチへ、それからスイッチ→負荷の渡り」と口に出しながら描くと定着します。

線の色のルール(基本)

役割
接地側(電源の接地側=灯・コンセントへ)
非接地側(電源の非接地側=スイッチ・コンセントへ)
赤などスイッチから灯への渡り線(白・黒以外)
接地線(アース)

実際の試験では「施工条件」で電線の色や接続方法(リングスリーブ/差込形コネクタ)が指定されます。複線図はあくまで「どの線を・どこへ・何色で」という結線の論理を理解するための下書きです。色の使い方の詳しい解説は複線図の配線色ルールでまとめています。

つまずきやすいポイント

白(接地側)をスイッチにつないでしまう

接地側はスイッチを通さず、灯へ直接いきます。スイッチに入るのは非接地側(黒)です。ここを逆にすると回路が成立しません。

スイッチと灯の対応を取り違える

器具に「イ・ロ・ハ」などの記号が振られている場合、同じ記号どうし(イのスイッチ→イの灯)でつなぎます。記号を先に書き込んでおくとミスが減ります。

頭の中だけで描こうとする

複線図は手を動かして紙に描くのが一番の近道です。何度も描いて「白→黒→渡り」の順番を身体で覚えましょう。

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よくある質問(FAQ)

複線図は試験で必ず描かないといけませんか?

複線図そのものの提出は求められませんが、正しい結線(リングスリーブや差込形コネクタでの接続)をするには複線図が頭の中、または手元の下書きで描けることが前提になります。練習段階では必ず描いて覚えるのがおすすめです。

接地側はなぜスイッチを通さないのですか?

スイッチで入り切りするのは非接地側(黒)です。接地側(白)はスイッチを通さず灯へ直接つなぐことで、スイッチを切ったときに灯側に電圧が残らない、安全で正しい回路になります。

渡り線の色は赤でないとダメですか?

複線図の下書き上は「白・黒以外」であれば色は問いません(赤がよく使われます)。実際の試験では施工条件で使う電線色が指定されるため、本番では条件に従ってください。