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危険物乙4 引火点 一覧|品名別・引火点・発火点・指定数量を試験に出る順で整理

公開日:2026-07-09 / 更新日:2026-07-09 | 資格つまずき解説ノート

結論:乙4(第4類)の引火点を低い順に並べると、特殊引火物(-20℃以下)→ 第一石油類(21℃未満)→ アルコール類・第二石油類(21℃〜70℃未満)→ 第三石油類(70〜200℃未満)→ 第四石油類(200〜250℃未満)の順です。試験で最も問われるのは「ガソリン:-40℃以下」「灯油:40℃以上」「重油:60℃以上」の3点と、引火点による品名の区分けです。

危険物乙4の法令・物化分野で頻繁に出題されるのが「引火点」の数値です。「引火点が最も低い品名は?」「灯油と軽油、引火点が高いのはどちら?」など、比較や順序の問題でつまずく受験者が多いです。本記事では第4類の主要品名を引火点の低い順に整理し、試験で押さえるべきポイントを解説します。

引火点・発火点・沸点の違い(3つを混同しない)

用語意味試験での重要度
引火点液体表面の蒸気が空気と混合し、火源を近づけると瞬間的に燃え始める最低の液温★★★ 最重要
発火点火源なしに自ら発火する最低の温度(引火点より常に高い★★ 重要
沸点液体が沸騰して気体になる温度。引火点とは別の概念★ 補足知識
試験の頻出ひっかけ:「引火点が低い=危険度が高い」。引火点は低いほど引火しやすく危険です。発火点との大小関係(引火点 < 発火点)は必ず押さえておきましょう。

第4類危険物 引火点 一覧表(試験によく出る品名)

以下の値は「危険物の規制に関する政令」等に基づく代表的な数値です。試験では正確な数値より品名の区分・大小関係・「以上」「未満」の条件が問われます。

品名(類別)代表品目引火点発火点(目安)指定数量
特殊引火物ジエチルエーテル-45℃160℃50L
特殊引火物アセトアルデヒド-39℃185℃50L
特殊引火物二硫化炭素-30℃90℃50L
第一石油類(非水溶性)ガソリン-40℃以下約300℃200L
第一石油類(水溶性)アセトン-20℃465℃400L
第一石油類(非水溶性)ベンゼン-11℃562℃200L
第一石油類(非水溶性)酢酸エチル-4℃427℃200L
第一石油類(非水溶性)トルエン4℃480℃200L
アルコール類メタノール11℃464℃400L
アルコール類エタノール13℃363℃400L
第二石油類(非水溶性)キシレン27〜32℃463〜528℃1,000L
第二石油類(水溶性)酢酸41℃463℃2,000L
第二石油類(非水溶性)灯油40℃以上約220℃1,000L
第二石油類(非水溶性)軽油45℃以上約220℃1,000L
第三石油類(非水溶性)重油(1種)60℃以上約250〜380℃2,000L
第三石油類(非水溶性)クレオソート油74℃以上約336℃2,000L
第三石油類(水溶性)エチレングリコール111℃398℃4,000L
第三石油類(水溶性)グリセリン177℃370℃4,000L
第四石油類ギヤー油・シリンダー油200℃以上300℃前後6,000L
出典:危険物の規制に関する政令・別表第三、消防法・別表第一、各物質の代表的な物性値。発火点は品目の組成・品質によって幅があります。試験勉強では公式テキスト(消防試験研究センター等)の記載値を優先してください。

品名ごとの引火点 区分(これが試験の核心)

乙4の試験では「引火点の数値そのもの」より「どの品名がどの類に区分されるか、その境界となる引火点条件」が繰り返し問われます。

品名引火点の条件代表例
特殊引火物発火点100℃以下 または 引火点-20℃以下かつ沸点40℃以下ジエチルエーテル、二硫化炭素
第一石油類引火点 21℃未満(特殊引火物を除く)ガソリン、アセトン、ベンゼン
アルコール類炭素数1〜3の飽和一価アルコール(引火点の条件で区分しない)メタノール、エタノール、プロパノール
第二石油類引火点 21℃以上70℃未満灯油、軽油、キシレン
第三石油類引火点 70℃以上200℃未満重油、グリセリン、クレオソート油
第四石油類引火点 200℃以上250℃未満ギヤー油、シリンダー油
動植物油類引火点 250℃未満の動植物の脂肪油アマニ油、やし油

試験で最もよく問われる3つのポイント

1. ガソリンの引火点は「-40℃以下」

第一石油類(非水溶性)の中でも引火点が低く、-40℃以下という値は試験頻出です。「常温(約20℃)でも蒸気が出ていて引火の危険がある」ことの数値的根拠として問われます。

ガソリン引火点:-40℃以下 → 常温(20℃)より 60℃以上低い → 常温で蒸気が発生し引火の危険あり

2. 灯油と軽油の引火点の違い

よく比較問題に出ます。灯油:40℃以上、軽油:45℃以上——どちらも「以上」の表現で、厳密な上限がないのが特徴です。「どちらが高い?」→ 軽油の方が引火点が高い(45℃以上 > 40℃以上)が正しい理解です。

灯油:40℃以上 < 軽油:45℃以上 ← 軽油の方が引火しにくい

3. 二硫化炭素の発火点は90℃(第4類最低)

引火点だけでなく発火点も低い品目が特殊引火物の区分です。二硫化炭素の発火点は約90℃と極めて低く、蒸気管・熱い金属面などに触れるだけで発火する危険性があります。試験では「発火点が100℃以下の危険物は特殊引火物に区分」という条件の具体例として問われます。

引火点を覚えるコツ

「ガソ灯重」で数字を並べる

乙4受験者に広く使われる語呂に「ガソリン(-40)・灯油(40)・重油(60)」の3点セットがあります。

ガソリン:-40℃以下(マイナス40)
灯 油 :40℃以上(プラス40)
重 油 :60℃以上(プラス60)

この3つを覚えると、「軽油は灯油より高い(45℃以上)」「第三石油類は70℃以上200℃未満」という区分が引けるようになります。

引火点の低い順は危険物の管理の厳しさにも対応

引火点が低い品名ほど指定数量が少なく(特殊引火物50L・第一石油類200L〜)、規制の中心になります。「小さい指定数量=引火点が低い=厳重管理」のセットで覚えると法令との整合がとれます。

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よくある質問(FAQ)

危険物の引火点と発火点の違いは何ですか?

引火点は「火源を近づけると瞬間的に燃え始める最低の液温」、発火点は「火源なしに自ら発火する温度」です。同じ物質でも発火点は引火点より常に高い値になります(例:ガソリンの引火点 -40℃以下・発火点 約300℃)。

ガソリンの引火点は何度ですか?

ガソリン(第一石油類・非水溶性)の引火点は -40℃以下です。常温(約20℃)でも液面から蒸気が出て引火の危険があります。この値は乙4試験で最も問われる引火点の一つです。

灯油と軽油の引火点はどちらが高いですか?

軽油(45℃以上)の方が灯油(40℃以上)より引火点が高いです。どちらも第二石油類(非水溶性・指定数量1,000L)ですが、試験で「比較」問題として頻出します。

特殊引火物の引火点の条件は?

特殊引火物は「①発火点が100℃以下のもの」または「②引火点が-20℃以下かつ沸点が40℃以下のもの」のいずれかを満たす第4類危険物です。ジエチルエーテル・アセトアルデヒド・二硫化炭素が代表例です。指定数量は50L(第4類最少)です。

第三石油類と第四石油類の引火点の境界は?

第三石油類は引火点70℃以上200℃未満、第四石油類は引火点200℃以上250℃未満です。重油は第三石油類(60℃以上)、ギヤー油・シリンダー油は第四石油類(200℃以上)に区分されます。