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危険物の倍数計算で「kg→L」換算する方法|比重でつまずかないコツ
結論:第4類のように指定数量がL(リットル)建ての危険物で、量がkgで与えられたときは、先にLへ換算してから倍数を計算します。換算式は 体積(L) = 重さ(kg) ÷ 比重。たとえば比重0.75のガソリン150kgは「150 ÷ 0.75 = 200L」。この200Lを指定数量で割って倍数を出します。
危険物の倍数計算でつまずく代表が「単位がそろっていない」ケースです。第4類の指定数量はL建てですが、問題では量がkgで与えられることがあります。この場合、kgのまま割ってはいけません。比重を使ってLに直してから計算します。本記事ではその換算の考え方を例題で固めます。
なぜ換算が必要なのか
倍数は「量 ÷ 指定数量」で求めますが、割る量と指定数量の単位は同じでなければなりません。第4類の指定数量はLで決められているので、量がkgなら量側をLに直す必要があります。逆に、指定数量がkg建ての危険物(第1〜3類・第5・6類の固体など)で量がLで与えられた場合は、L→kgへ換算します。
換算式:体積 = 重さ ÷ 比重
比重は「水を1としたときの重さの比」で、おおよそ「1Lあたり何kgか」を表します。ガソリンの比重は約0.75、灯油は約0.80。比重が1より小さい(=水より軽い)ので、同じ重さなら水より体積が大きくなります。だから「重さ÷比重」で、kgより大きいLの数値が出ます。
例題1:kg表記のガソリンを換算して倍数を出す
問題:比重0.75のガソリン(第一石油類・非水溶性、指定数量200L)を150kg貯蔵している。指定数量の倍数は?
まずkgをLに換算します。
倍数: 200L ÷ 200L = 1.0(倍)
もし換算せずに「150 ÷ 200 = 0.75」としてしまうと誤りです。必ずLに直してから割ります。
例題2:灯油(比重0.80)の換算
問題:比重0.80の灯油(第二石油類・非水溶性、指定数量1,000L)を400kg貯蔵している。倍数は?
倍数: 500L ÷ 1000L = 0.5(倍)
0.5倍。1未満なので、この品目単独では指定数量未満です。
複数品目で単位が混在するとき
複数の危険物を合算する場合も、各品目を「指定数量と同じ単位」にそろえてから倍数を出し、最後に足し算します。kg表記のものはL換算、L表記でそのままのものはそのまま。倍数を出してしまえば単位のない比率なので、安心して合計できます。合算の手順は指定数量の倍数 計算方法で詳しく解説しています。
つまずきやすいポイント
掛けると割るを逆にする
kg→Lは「÷比重」、L→kgは「×比重」。逆にすると桁が大きくずれます。「軽い液体(比重<1)はkgよりLの数字が大きくなる」とイメージで確認しましょう。
比重の値を問題から読み落とす
換算が必要な問題では比重が与えられています。見落とさず使いましょう(試験では問題文の値を使用してください。本記事のガソリン0.75・灯油0.80は代表的な目安です)。
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換算つき倍数計算を使う →よくある質問(FAQ)
kgをLに直す式はどちらですか?
体積(L) = 重さ(kg) ÷ 比重 です。指定数量がL建ての第4類などで、量がkgのときに使います。逆にL→kgは「体積×比重」です。
換算せずにkgのまま割ってはいけませんか?
いけません。倍数は「量÷指定数量」で、両者の単位が一致している必要があります。指定数量がLなら量もLに直してから割ります。
比重が1より大きい危険物では?
式は同じ(体積=重さ÷比重)です。比重が1より大きい(水より重い)場合は、同じ重さでも体積はkgの数値より小さくなります。問題文の比重を使って計算してください。